タヒボとは

 

「神からの恵みの木」

南米のアマゾン川流域に自生している貴重な樹木、タヒボ。

タヒボとは、古代先住民の言葉で「神の恵み」や「神の光」を意味します。先住民たちは、この樹木から受ける恩恵に感謝し、「神からの恵みの木」として、「タヒボ」と呼んだという言い伝えが残っています。

1500年も前から、古代先住民たちはタヒボの樹皮を珍重し、代々伝承してきました。薬用植物の宝庫として知られるアマゾンの熱帯雨林で暮らす彼らは、長年の経験から、タヒボの有用性を知り、代々飲み継いできたのでしょう。

 

タヒボの原木「タベブイア・アベラネダエ」

タヒボはノウゼンカズラ科タベブイア属のアベラネダエ種という樹木です。主に南米ブラジルのアマゾン川流域に自生しています。

このタヒボの原木であるタベブイア・アベラネダエは、高さ10~30メートル、幹の直径は50cm~1.5mほどの巨木に成長します。幹が非常に堅く、その木材は水に浮かばないほど、重いのです。アマゾンの熱帯雨林特有の気候や土壌など育成条件が限られ、その環境を再現することが難しいため、人工栽培は出来ないのです。

タヒボの原木

 

特定地域のタヒボから「有用性の高い成分を発見」

南米植物研究の権威として知られる故・ウォルター・ラダメス・アコーシ博士(元ブラジル・サンパウロ大学名誉教授:1912~2006年)は、50年にもわたりタヒボ(タベブイア・アベラネダエ)の調査・研究をされてきました。その中で、ある一定の地域に自生するアベラネダエだけに、有用性の高い成分が含まれることを発見されました。その成分は、他の地域のアベラネダエには見られなかったのです。

後に、京都大学薬学部助教授だった故・上田伸一博士らの研究グループは、アコーシ博士から譲り受けた特定地域(※1)で採取されたアベラネダエの樹皮に、人の健康維持に優れた働きをする成分が含まれていることを研究によって裏付けました。

(※1)タヒボNFDシリーズのメーカーであるタヒボジャパン株式会社では、貴重な天然資源を乱伐・盗伐から守るために育成地は公表しておらず、その育成地を特定地域と表現しています。

タヒボ内部樹皮のチップ